コンプレッサーの考え方|依頼者向けやさしい解説
公開: 2026年06月15日
更新: 2026年05月20日
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MIX技術
コンプレッサーの考え方|依頼者向けやさしい解説
MIX-AXIS
MIXで欠かせない「コンプレッサー」がボーカルに対して何をする処理なのかを、依頼者目線でやさしく説明します。
MIX師が必ず使う処理のひとつが「コンプレッサー」です。何をするものなのかを、依頼者目線でやさしく整理します。
コンプレッサーとは
「大きい音は抑えて、全体の音量差を縮める」処理です。ボーカルで使うと、小さい声と大きい声の差が小さくなり、聞きやすいバランスになります。
なぜ必要か
歌の中には、サビで強く歌う部分、Aメロで弱く歌う部分など、音量差があります。コンプレッサーで音量差を整えないと、サビでマイクが歪んだり、Aメロが聞こえにくくなったりします。
主なパラメータ(イメージだけ把握すれば十分)
- Threshold(スレッショルド): どの音量から圧縮を始めるかの基準点
- Ratio(レシオ): 圧縮の強さ(4:1 なら基準を超えた音は1/4に圧縮)
- Attack(アタック): 圧縮が始まるまでの時間
- Release(リリース): 圧縮が解除されるまでの時間
- Makeup gain: 圧縮で下がった音量を持ち上げる量
適度なコンプ vs 過剰なコンプ
- 適度: 音量差が整い、声がしっかり前に出る
- 過剰: 声の自然な抑揚が失われ、平板で疲れる音になる
依頼時のキーワード例
- 「ダイナミクスを残してほしい」: 強弱の自然さを保ってほしい
- 「しっかり前に出してほしい」: コンプを効かせて存在感を強める
- 「自然な仕上がりで」: 過剰に圧縮しない方向
細かいパラメータの指定はMIX師の判断領域です。仕上がりの方向性(前に出る / ナチュラル)を伝えるだけで十分です。